熱き心をもって!

新年度を迎え、君たちの気力は十分にみなぎっているだろうか。

これから始まろうとする「新しいこと」に、素直で意欲的な態度をもって臨むことが肝心だろう。「新しいこと」とはいっても、誰も足を踏み入れたことのない未踏の大地を進むわけではない。兄弟や知人、先輩たちが既に歩んだ道に、君たちは初めて足を下ろすことになるだけのことである。だから、これまでの前例や常識をもって、安全に進もうとすることは賢明なことである。 しかし、常に自分の心に問いかけて続けて欲しい。

「他に良い解決手段はないか」
「もっと工夫はできないだろうか」と。

『熱しやすく冷めやすい』という性質は、多くの人に見られる性質の一つである。流行に迎合し、人の言葉をうのみにする前に、自分の考えを問い尋ねる時間を大切にしてほしい。「大切にしたいものは何か」「守りたいものは何か」を特定できた上で、大胆に変化を取り入れてみるのはどうだろうか。

自分に問いかけ、考えや気持ちを言葉に残すことで、自分のやりたいことや価値観が徐々に定まってくるだろう。将来の自分の姿をイメージできれば、そこに向かって今何をするべきか、という具体的な方法や意欲が湧いてくるはず。 「早くそこへ行きたい。」「早くそうなりたい。」
―そうした熱意に突き動かされて、人は大きく成長する、と思われる。

失敗や間違いを恐れず、無謀とも思われることに挑む熱き心に期待している。